女性税理士・岩崎紀子の代表者ブログ
「叱る」と「怒る」
私は4年前に開業し、経営者となり、人を育てる立場になったわけですが、「叱る」という行為がどうも苦手です。
どうしても、皆と仲良くやっていきたいという、気持ちが強く、「叱る」という行為により、事務所の雰囲気が悪くなることを恐れています。
しかし、それは間違いなんですよね。「叱る」ということは、問題点を指摘し、考え方や行動の改善を促すことであり、部下を成長させるために必要な行為なのです。
部下を高いレベルに到達させるためには、時には部下を「叱る」必要があるのです。
ただ、「怒る」ということは、「叱る」とは違います。「怒る」ということは、感情的に問題点を指摘することです。
部下に怒ってばかりいる上司の方はいらっしゃいませんか?そういう方は、「怒る」ではなく、理性的に「叱る」ようにしてください。
また、私のように「叱る」ことができない方は、部下に対する愛情が足りないと思ってください。本当に部下の成長を願えば、「叱る」ということも必要なのです。
小さなミスでも、丁寧に是正し、程好く緊張感のある職場環境を作るように心がけたいです。
知的資産経営
知的資産とは
人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の財務諸表には表れてこない目に見えにくい資産のことで、企業の競争力の源泉となるものです。
これは、特許やノウハウなどの「知的財産」だけではなく、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方であることに注意が必要です。
知的資産経営とは
企業に固有の知的資産を認識し、それ自体を保有するだけでなく、有効に組み合わせて活用していくことを通じて収益につなげる経営のことをいいます。
企業の持続的発展のためには、他社が真似ることのできない経営のやり方が重要です。企業が有する潜在力を再認識して活用し、経営資源の配分を最適化し、企業価値を高めます。
知的資産経営の効果
(1)企業価値が増大する
ステークホルダーからの適切な評価を得ることができるので、企業が持つ実力を正しく評価してもらえます。
(2)経営資源が最適に配分される
情報開示のプロセスの中で、自社の知的資産を再認識することで、個々の企業の内部において価値創造につながる経営資源(人材、資金など)への最適な配分をもたらします。
(3)資金調達が容易になる
将来価値に対する確度や企業の信頼を高めることにより、幅広い投資家や金融機関からの評価を得て、資金調達が有利になります。
(4)従業員のモチベーションが向上する
従業員が自社の強みや知的資産経営の内容を正確に認識することで、個人の仕事が自社の将来価値にどのように寄与するかが明確になるため、士気が向上します。
イノベーション
イノベーションとは、日本では技術革新という狭い意味に用いられることが多いですが、イノベーションとは、シュンペーターがはじめて用いた言葉だといわれています。
シュンペーターが用いた概念は、生産技術の革新だけでなく、新商品の導入、新市場・新資源の開拓、新しい経営組織の実施等を含む広い意味をいいます。
シュンペーターは、イノベーションを次のように考えていました。
「イノベーションとは、資源の新結合であり、すでにある様々の資源の組み合わせを変えることにより、生まれるのである。そもそも存在しないものを、組み合わせるべき要素としてカウントすることは、ナンセンスに近く、すでにある資源を、新結合にとって使うことのできる資源としてみることのできる発想が必要である。」
シュンペーターは、イノベーションの生まれる場合として次の5つをあげています。
1.消費者の間で知られていない新しい製品あるいは新しい品質の製 品
2・新しい生産方法
3.新しい市場の開拓
4.原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
5.新しい組織の実現(独占的地位の形成あるいはその打破)
このシュンペーターの影響を強く受けたドラッカーは、イノベーションを次のように言っています。
「イノベーションは、供給にかかわる概念よりも需要にかかわる概念、消費者が資源から得られる価値や満足を変えることと定義することができる。新しいものを生み出す機会となるものが、変化である。イノベーションとは、意識的かつ組織的に変化を探すことである。」
新しいものを生み出す機会を意識的に探し、その機会を利用し、その変化に対応することにより、新しい何かが生まれるのではないでしょうか。